出版書籍の紹介−自分史
『蟻地獄の底から』
小学校の卒業を待たずに織物工女として働き始めるが、だまされてダンスホール兼ホテルの接客婦として売られてしまった青春、前借金に縛られた過酷な生活の中で、運命の人に出会い「足抜け」して結ばれますが、まもなく夫は輸送船の機関士として戦場へ・・・・
戦死の知らせを受け取った著者は、夫の最期を知りたい一心で軍隊に志願します。「女子軍属」として、上海に渡りそこで見聞したこと、敗戦による捕虜生活、「蟹工船」を思わせるような復員船の状況、さらには終戦後の闇市の様子など、著者の稀有な体験をまとめた自分史です。
貧乏と戦争にもてあそばれ、まさしく「蟻地獄」のようであった人生を、卒寿をむかえる著者が、鮮明な記憶から紡ぎ出しています。
時代の証言として、貴重な一冊です。
○女の蟹工船といってよい本です。(六十八歳・男性)
○同じ世代でもこれだけの体験をした人はないでしょう。(九十歳・女性)
○戦争は人間の生活をメチャメチャにするんだなぁって思いました(二十三歳・女性)
作品番号 | 081125 |
著者 | 松本 つな |
ジャンル | 自分史 |
サイズ/頁数 | A5版/160頁 |
発行年月日 | 2008年11月25日 |
頒価 | |
ISBN | 978-4-901750-52-3 |
取り扱い | 完売しました |
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