横山真理監修/小栗祐子編集（2023）『保育者・小学校教員を目指す学生のための「子どもの歌」ワークブック　2023年度版』

本書は、自ら進んで学ぶ、楽しんで学ぶ、対話しながら学ぶ学生の学びの姿を期待して編集されています。4回目の改訂となる本書では、歌の背景についてのコラムを充実させました。28曲の教材曲は、各々4ページ1セットのレイアウトになっています。各セットの最初のページに、演奏の参考音源 （ソプラノ・テノールの各音源） にリンクするQRコードを貼付しました。収録した演奏については、演奏者の解釈による表現を感じさせない素朴な音源になるように考慮して、演奏がなされています。学生自身が参考音源を学びの道具にして、「歌の情景にふさわしい演奏はどういうものなのか」「自分はどんなイメージを表現するためにどのように演奏を工夫したいのか」と考える手がかりを得ることを期待しています。学び方のページ （pp. 4-5） には、自ら好奇心や問いをもって課題に取り組む主体的な学び方の道筋を示しています。

―本書「おわりに」より抜粋―