出版書籍の紹介−詩集
『人間回復の橋』
著者は1946年、19歳のとき長島愛生園へ送られ、クレゾール消毒風呂へ入れられ、「解剖承諾書」に署名させられ、氏名変更を強要させられ、ハンセン病患者として生活がはじまった。強制隔離による一般社会から遮断された環境下で、生きることに絶望感を味わうことを経て、そこから力強く立ちつくし、偏見と差別に妥協することなく、良心と勇気と希望を抱いて人間の尊厳を守り抜いて生きてきた。
「もう一度生まれ変わるとしたら」と問われたら、「二度とふたたび生まれることを望まない」と自作の詩で吐露していた境さん。だが、彼は「らい詩人集団」の一員として、「人間回復」への夢と希望を作詩に託しつづけて、今も、したたかに生きている。感動的なこの詩集は、人間らしく生きようとしている私への励ましでもある。(畑田重夫)
作品番号 | 061201 |
著者 | 境 登志朗 |
ジャンル | 詩集 |
サイズ/頁数 | B5変形判 |
発行年月日 | 2006年12月1日 |
頒価 | 本体1,500円+税 |
ISBN | 4−901750−42−9 C0092 |
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